2005-03-10 第162回国会 参議院 国土交通委員会 第3号
橋梁の流失、土砂崩壊の被害が発生いたしまして、被害総額は約百二十億円でございました。被害箇所の復旧状況につきましては、福井豪雨によって被害を受けましたJR西日本の越美北線、それから台風二十三号によって被害を受けましたJR東海の高山線が現在も運転を中止しておりまして、復旧までにはなお相当の時間を要するという見込みでございます。
橋梁の流失、土砂崩壊の被害が発生いたしまして、被害総額は約百二十億円でございました。被害箇所の復旧状況につきましては、福井豪雨によって被害を受けましたJR西日本の越美北線、それから台風二十三号によって被害を受けましたJR東海の高山線が現在も運転を中止しておりまして、復旧までにはなお相当の時間を要するという見込みでございます。
今回の災害の特色は、時間雨量六十ミリから八十ミリに達する集中豪雨が、特に八月二十九日深夜に降り続いたことであり、この豪雨により山地では至るところに山腹崩壊が生じ、河川、谷は土砂が埋寒し、これが非常な洪水量のためことごとく鉄砲水となり、特に山間部において多くの人命損傷を生じたほか、河川下流平野部においては、田畑の冠水、流失、土砂堆積を生じたことであります。
次に、釧路管理局管内における根室本線狩勝−新内間に発生した災害状況につき一言つけ加えますと、まず築堤流失、崩壊二カ所、流失土砂約六万立米でありまして、これは開局以来最大の災害で、さきに発生した土讃線の災害をはかるに凌駕するものであります。
山地である長野県においては、その地質の脆弱性のために著しい山腹崩壊を起こし、その流失土砂が人命を犠牲にし、田畑、家屋等を埋没して被害を甚大ならしめ、また、河川下流部においては、ダム等の影響のため大はんらんを生ずる等、災害の深度において空前のものとなったのであります。
耕地流失、土砂岩石の流入等により荒廃に帰した被災地域については、被災農家の農業経営上真に已むを得ない場合には、反当事業費の限度までは災害復旧事業を実施し得るよう措置する。 災害復旧事業と関連して施行する耕地整備事業については、災害復旧事業と同一の補助率を適用して行う。
吉野郡の四郷村について申し述べますと、家屋流失三、倒壊五、半壊その他六十四戸を数え、橋梁流失三十、木材流失七千石、山くずれ百七十五箇所、田畑流失、土砂浸入は八町歩に及び、村道の破損決壊八十、林道は決壊五百二十一、破損三百四、延長七千五百四十メートルに達し、稀有の惨状を呈しており、搬出不能材積約八万四千五百石に上つております。 川上村もまつたく同じ状態で、総被害額二億円余の多きに達しております。
今回の水害の深刻さに鑑み、政府凍霜害の場合以上の国の援助の必要を認めておりますが、このことは、当然、関係県市町村工事の公共事業に対する国庫補助率を引上げ、農耕地の流失、土砂の流入からの回復を主とする農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の対象十万円以上を或いは三万円以上に引上げる等、範囲を拡大し、その補助率を引上げ、営農資金の貸付の期限の延長、利子の引下げ、補給種子の現物給与、肥料代の国庫負担等をも含
第四点は、砂防事業の推進でございますが、治山、治水の根本的対策としての砂防につきましては、先に決定を民ました第一次砂防五カ年計画の達成を強力に進めて参り、これによつて大体において直轄河川水系において年間流失土砂量の五割、その他の水系において二割の土砂打止を図り、以て災害の軽減、利水ダムの埋没防止に寄与して参りたいと存じます。
一方本埋立工事に使用いたします土砂は、本港航路を閉塞せしめる流失土砂及び本港に隣接いたします小倉港の浚渫土砂であり、費用の點においても、效果の點においても、まさに一石二鳥の利點を有するものでありますことを、特に強調したいと思います。